技術ではなく、知識が重要となる専門職においては、将来的に生き残っていくために注意しなければならないことがあります。
それは最低限、自分が専門とする分野においてはトップに立つことです。技術職においては、その技術を持った人が複数人必要になることが多々あるのですが、知的な職業の場合は、代替が簡単に行えてしまいます。インターネットが高度に発達した現代においては特に注意する必要があり、基本的には一度ネット上に情報を公開してしまえば、誰でもその情報を得ることが出来るため、その情報を公開した人は用済みだとも言えます。つまり、知的な専門職に就いた場合に、その人が世の中から必要とされるためには、常に新しいことを発見し、そして発表し続ける必要があります。
また、自分しかいない分野を確立することは非常に難しく、多くの場合ライバルが存在します。そのライバルに負けず、独自性の高い研究および発表を行う必要があり、長きにわたって生き残っていくことは非常に困難と言えるでしょう。そのためにも、自分が専門とする分野においてはトップに立ってやるという心構えが必要になります。なぜトップにこだわる必要があるかというと、多くの人はトップ以外に興味を持たないからです。日本において最も高い山は富士山ですが、2番目に大きい山を答えられる人はそれほど多くいません。山のような分かりやすいものであっても2番以下は注目されないのですから、専門職では尚更です。
つまり、専門職で働くなら常に高い志と向上心を持つことが大切なのです。